兵庫県知事、斎藤元彦が炎上している理由
発端となったのは、元県西播磨県民局長(60)が斎藤元彦知事のパワハラなどを指摘した内部告発。
元局長は退職前の3月中旬、疑惑7項目を挙げた文書を県議や報道機関に配布。
元局長の告発文書によれば、「おねだり体質は県庁内でも有名」として物品を業者から譲り受けたことや、出張先の施設のエントランスから20メートルほど手前で車を降ろされた知事が歩かされ、職員を怒鳴り散らす出来事があったと訴えている。
元局長は7月19日に証人として出席予定だったが、7日に死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。
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【斎藤元彦知事】「俺は知事やぞ!」「エレベーターのボタンも押せないのか?」パワハラ疑惑
兵庫・斎藤知事が炎上している理由 発端となったのは、元県西播磨県民局長(60)が斎藤元彦知事のパワハラなどを指摘した内部告発。 元局長は退職前の3月中旬、疑惑7項目を挙げた文書を県議や報道機関に配布。 ...
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この斎藤元彦知事が、8月30日、県議会調査委員会(百条委)で証人尋問を受け、県幹部らが公開の場で知事の横暴な振る舞いについて証言を始めると、キレ散らかした過去の一部をしぶしぶ認めたのだ。
パワハラの事実関係を確認するため、野北浩三・東播磨県民局長を公開証人尋問
8月30日の県議会調査委員会では、斎藤知事に先立って、
野北浩三・東播磨県民局長が証言をし、知事から受けた扱いを詳細に語った。
野北は知事に同行していた人物である。
知事は車止めから先に車が進めないことに激怒
なんでこんなところに車止めを置いたままにしてるんや、と怒鳴られた
当時、会議が開かれた播磨町の県立考古博物館は入り口への車両の進入が禁止されており、車止めが設置されていた。
知事は車止めから先に車が進めないことに激怒して野北らを怒鳴りつけ、規定違反になる車止めの撤去を命じ、野北らは従うしかなかったという。
知事からはかなり激しい調子で『なんでこんなところに車止めを置いたままにしてるんや』と。
怒鳴られたという認識はあります。
社会通念上必要な範囲とは思いません。
理不尽な叱責を受けたと(感じています)。
と語っている。
また、
アタマの中が真っ白になるような勢いで言われたので、とても(車止めは動かせないと)説明できる状況ではなかったです。
もう少し言い方、話し方…、
知事は『(パワハラではなく)指導』とおっしゃったが、とても指導の範囲内とは思えないような言い方です。
自殺した元県西播磨県民局長(60)は、告発文書に
「出張先のエントランスが自動車進入禁止のため20mほど手前で公用車を降りて歩かされただけで出迎えた県職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかったという」
と記していた。
副知事も加担していた
3月12日、メディアなどに郵送された元県西播磨県民局長の告発文書の存在を把握した斎藤知事周辺は、すぐに発信者を特定。
3月末に予定されていた元県西播磨県民局長の退職を認めず、県民局長職から解任し、5月に懲戒処分を与えるなど徹底的に弾圧した。
同時に文書の拡散阻止にも動いた。
また、野北は、3月27日に片山副知事から呼び出されたことも話した。
副知事は『いまから話すことはメモするな」と言い、西播磨県民局長が怪文書を流したので異動処分を行なったと言いながら、私に対しては『(Aさんに)何かを話したのか』と尋ねました。
会議で全員に対して話したと言うと、『あまりしゃべりすぎるなよ』というようなことを言われました。
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アンケートでは4割がパワハラを把握
百条委が県の全職員約9700人に行なったアンケートでは職員の69%に当たる6725人が回答。
うち4568人分の中間集計では回答者の4割弱が知事のパワハラを見聞きしたと返答した。
斎藤知事は「伝聞が多い」などと言いこの結果への考えを示すことを避けてきたが、実名での証言が出たことで局面は決定的に変わった。
30日午後、弁護士を伴って証人席についた斎藤知事は、アンケートで指摘されたパワハラ言動の認識を聞かれると
「記憶にない」
「一つ一つ覚えていない」
「私も完璧な人間ではない」
などと応じた。
アンケート記載以上の細部をつかれることはないと判断したのだろう。
だが、顔出しの証言にはそうもいかなくなったか、苦しい答弁を続けていた。
斎藤知事の答弁
パワハラかどうかは私が判定するというよりも、百条委や第三者委員会などが判定するものと思いますけど、私は自分が行なった行為で不快に思われた方がおられるんであれば、そこはお詫びしたい
と繰り返し、パワハラだったとは認めなかった。
これまで「仕事に関しては厳しくさせていただいている」と格好よく説明してきた斎藤だが、本人は行事に向かう公用車の出発時間に頻繁に遅刻するとの指摘も出た。
「自分は遅刻して部下には指導するのか?」と問われて「いつも遅れるのでなく、遅れることもある」と返した斎藤知事。
自らの行動の非を認めない姿勢に百条委の委員らの怒りは高まっていった。
尋問後、記者団に対して
斎藤知事は2時間半にわたった尋問の終了後には記者団に
私が兵庫県知事として仕事をさせていただきたい、そういう思いが強くある
と話し、辞職する気が相変わらずないことを強調したのだった。
ネットユーザーの意見・コメント
こんな人についていきたい人なんて居ないだろうからさっさと辞職した方がいいと思う。
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