スギ薬局が起こした問題とは?
大手ドラッグストア・スギ薬局。
店舗の薬剤師が調剤した薬を服用して女性が死亡したのは、調剤ミスが原因として、
遺族2人が8月28日、同社と薬剤師らに計約3850万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴したのだ。
亡くなったのは、東京都杉並区の田村マキさん・当時(74)。
2022年5月に心不全で亡くなった。
訴状の内容
訴状によると、21年10月に同区のスギ薬局店舗で薬剤師が処方箋を基に薬を1回分ずつ小分けにする分包作業を機械でおこなった。
しかし、高齢者には禁忌とされる別患者の糖尿病薬が、直前の作業で機械に残っており混入。
さらにその後のチェック作業でもこれを見逃したという。
交渉の過程でスギ薬局側から遺族に提出されたという画像には、本来は2.5錠入っているべき包の中に、2錠多い4.5錠が入っていたそうだ。
遺族側代理人によると、スギ薬局は、調剤過誤の事実については認めている。
だが、 「チェックしたが見落とした」と説明しながらも、調剤過誤と死亡の因果関係は認めていないという。
一方、遺族側は「チェックしたら間違えるはずがなく、チェック自体が実施されていなかったのではないか」との疑いも払拭できていない。
「粗雑な調剤業務で命が失われた」として、提訴後に都内で記者会見した田村さんの長男は
「スギ薬局の薬を飲まなければ母は亡くなることはなかったと思う。人が亡くなった事実に向き合ってほしい」
と話した。
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ネットユーザーの意見・コメント
人間だからミスすることもあると思うけど、遺族側からしたらたまったもんじゃないよね…
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