滋賀県の職員が物議をかもしている理由
問題を起こしたのは、滋賀県の湖南市環境政策課の20歳代の男性職員。
湖南市によると、男性職員は1月、大気調査で訪れた同市岩根の市営火葬場「市浄苑」で、遺体を火葬中の炉内を確認窓からスマートフォンで撮影。
2枚の画像を故人の名字も記して、知人2人とのグループLINEに投稿した。
また、撮影した画像のうち、1枚に遺骨の一部が写っていたという。
画像を見た知人が市に電話で連絡し、発覚した事件である。
なぜ男性職員はこのようなことをしたのか?
市の調査に、男性職員は
初めて火葬炉の中を見て衝撃もあり、心情的な配慮を欠いた行動をしてしまった。
興味本位で写真撮影してLINEに載せたのは申し訳なかった。
と説明した。
また、知人2人以外には写真の流出はないとしている。
市は5月31日に男性職員を減給10分の1(6か月)の懲戒処分とし、公表した。
一方、事案の詳細については、「市民に関わる写真を不適切に撮影した」などの説明にとどめ、明らかにしていなかった。
詳細を公表しなかった理由について、市は「遺族から、『自分の家族のことを知られたくない』と依頼された」などと説明した。
湖南市の市長が謝罪
滋賀県湖南市の生田邦夫市長は8月23日、
「人間としてしてはならないこと。この問題を公表する際、市の組織としての対応は甘かったと思う。市民に申し訳なかった」
として謝罪した。
定例会見では、生田市長は職員の不祥事について
「(聞いたことのない不祥事で)何が起きたか聞いても理解できなかった」
と当時の困惑ぶりを語った。
公表後の本紙の情報公開請求について、市が市規則に反して非公開にした対応にも
「組織として理解が足りなかった。反省しており、再発しないように体制を立て直したい」
と述べていた。
また、情報を公開したことについては
「今月になり被害者側から公表の理解が得られた。職員の担当課を京都新聞社が報道したため、隠す意味がなくなった」と説明していた。
▼【広告】▼
初回無料登録を済ませるだけで1200円分のポイントがもらえちゃうから、出会いを探すのにオススメ!
ネットユーザーの意見・コメント
最近やって良いことと悪いことの判別がつかない人間増えてきたよね。
この件に関してのコメントは、コメント欄にてご自由にどうぞ↓